青色の空に神様がきた

Twitterの140字では書ききれないあれこれを。ブログに述べられている考察は、あくまで筆者のブログ執筆当時の考えであり、当然ながら日々勉強したり議論したりする中で考えが変わることもあります。また、このブログはいち大学院生の個人ブログであり、いかなる機関の公的見解を示すものでもありません。

「戦争」を考える

 iPodをシャッフルで再生していたら、この2曲がたまたま続けて再生されたので、感じたことをそのまま書いてみる。

 

 1曲目は、Bob Dlylanの"Blowin' in the wind"。

www.youtube.com

 以下に、英語の歌詞と和訳を書きます。いちおう自分で訳しました。

(英語)

How many roads must a man walk down
Before you call him a man ?
How many seas must a white dove sail
Before she sleeps in the sand ?
Yes, how many times must the cannon balls fly
Before they're forever banned ?
The answer my friend is blowin' in the wind
The answer is blowin' in the wind.

Yes, how many years can a mountain exist
Before it's washed to the sea ?
Yes, how many years can some people exist
Before they're allowed to be free ?
Yes, how many times can a man turn his head
Pretending he just doesn't see ?
The answer my friend is blowin' in the wind
The answer is blowin' in the wind.

Yes, how many times must a man look up
Before he can see the sky ?
Yes, how many ears must one man have
Before he can hear people cry ?
Yes, how many deaths will it take till he knows
That too many people have died ?
The answer my friend is blowin' in the wind
The answer is blowin' in the wind.

(日本語)

ひとりの人が「人」として認められるまで,

どれだけの道を歩かなくてはならないのだろう?

白い鳩が安らかな眠りにつくまでに,

どれだけの海を渡らなければならないのだろう?

大砲は永遠に禁止されるまでに,

どれだけ発射されなければならないのだろう?

答えは風に,風に吹かれている

 

山が海の砂になるまでは,

どれだけの時間がかかるだろう

人間が自由になるまでは,

どれだけの時間がかかるだろう

人間が目をそらし「見なかったふり」をできるのは,

何回までだろうか

答えは風に,風に吹かれている

 

人間が青い空を見るためには,

何度空を見上げなければならないのだろう

人間はいくつの耳を持てば,

人の泣き声を聞くことができるのだろう

あまりにたくさんの人が死にすぎた,

ということを知るために何人の人が死ななければならないのだろう

答えは風に,風に吹かれている

 

 もう1曲は、Peter, Paul & Maryの"Where have all the flowers gone"。

www.youtube.com

 以下に、英語の歌詞と和訳を書きます。これも自分で訳しました。

(英語)

Where have all the flowers gone, long time passing?
Where have all the flowers gone, long time ago?
Where have all the flowers gone?
Young girls have picked them everyone.
Oh, when will they ever learn?
Oh, when will they ever learn?

Where have all the young girls gone, long time passing?
Where have all the young girls gone, long time ago?
Where have all the young girls gone?
Gone for husbands everyone.
Oh, when will they ever learn?
Oh, when will they ever learn?

Where have all the husbands gone, long time passing?
Where have all the husbands gone, long time ago?
Where have all the husbands gone?
Gone for soldiers everyone
Oh, when will they ever learn?
Oh, when will they ever learn?

Where have all the soldiers gone, long time passing?
Where have all the soldiers gone, long time ago?
Where have all the soldiers gone?
Gone to graveyards, everyone.
Oh, when will they ever learn?
Oh, when will they ever learn?

Where have all the graveyards gone, long time passing?
Where have all the graveyards gone, long time ago?
Where have all the graveyards gone?
Gone to flowers, everyone.
Oh, when will they ever learn?
Oh, when will they ever learn?

Where have all the flowers gone, long time passing?
Where have all the flowers gone, long time ago?
Where have all the flowers gone?
Young girls have picked them everyone.
Oh, when will they ever learn?
Oh, when will they ever learn?

(日本語)

長い時間の間に,花はどこへ行ったのだろう。

若い女の子たちが摘んで行ったのさ。

私たちはいつそれを知るのだろう。

 

長い時間の間に,若い女の子たちはみんなどこへ行ったのだろう?

みんな結婚して旦那さんのもとへ行ったのさ。

私たちはいつそれを知るのだろう。

 

長い時間の間に,旦那さんたちはみんなどこへ行ったのだろう?

みんな兵隊に行ったのさ。

私たちいつそれを知るのだろう。

 

長い時間の間に,兵隊さんたちはみんなどこへ行ったのだろう?

みんなお墓に行ったのさ。

私たちはいつそれを知るのだろう。

 

長い時間の間に,お墓はどこへ行ったのだろう?

みんなお花になったのさ。

私たちはいつそれを知るのだろう。

 

花はどこへ行ったのだろう?

若い女の子たちが摘んで行ったのさ。

私たちはいつそれを知るのだろう。

 

 …訳してて、改めて歌詞の深さにゾッとしますね。とくに2曲目。

 当たり前のことだけど、戦争は悲しいし、戦争はよくない。

 けれど長い人類の歴史で考えたときに、人間は争いごとをしていた時間のほうが長くて、平和なんて何年も続きやしないこともまた、事実なのだと思う。

 

 最近思うことだけど、私は帰国子女の割に、西洋人の考え方を知らなすぎる。(香港、中国、インドネシア…とずっとアジアに住んでいたからだけど。)

 私の中にムスリムに対する差別感情ってまったく無かったし、彼らがそんなに差別されているという意識も無かったんだけど、最近のアメリカのトランプさんを見て、「ふぉお…世界やべぇ」ってなってるとこ。

 

 戦争が終わっても、冷戦とか、経済制裁とかの「形を変えた戦争」は続く。

 奴隷解放が宣言されても、Modern Slaveryと呼ばれるような「新しい奴隷制」が生まれる。

 帝国主義の時代は終わっても、経済侵略という形で「新しい植民地」という現象が起きる。

 戦争も奴隷制も帝国主義も、人間が人間として生きている限りなくならないのかもしれない。

 

 …なんか暗い感じになっちゃいましたね。

 だから何ってわけじゃないんだけど、年の瀬にふとそんなことを思ったので、ブログに書き留めておいたのでした。