青色の空に神様がきた

Twitterの140字では書ききれないあれこれを。ブログに述べられている考察は、あくまで筆者のブログ執筆当時の考えであり、当然ながら日々勉強したり議論したりする中で考えが変わることもあります。また、このブログはいち大学院生の個人ブログであり、いかなる機関の公的見解を示すものでもありません。

大学院合格によせて

 無事に第一志望の大学院に合格しました。応援してくださったみなさま、ありがとうございました。とりわけ、4月~5月にわたしが病んでいたときに(「病み期」ってやつですね笑)ご飯に誘ったり遊びに連れ出してくれた方々に、あつくお礼申し上げます。

 わたしは、いま東京外大で中国の地域研究を専門にしているわけですが、なぜ教育社会学へ専攻を変更したのか、なぜ東大なのか、そのへんを中心に簡潔にブログを書きたいと思います。

 

なぜ教育社会学なのか?

 わたしは以前から研究者になることに対して強い憧れがありました。4月くらいまでは就活をしていたけれども、何年か社会人経験をしたら、必ず大学に戻って大学の先生になろうとそのときから考えていました。ですが、勉学に対する想いが強すぎて、就活のために授業を休むことすら苦痛で、就活を続けるうちに勉強を続けたい思いがどんどん強くなり、学部からまっすぐ大学院に進学することにしました。

 ですが、そこでひとつの壁にぶち当たりました。わたしは今、東京外大で中国(香港)の地域研究をしていますが、自分が外国の地域研究に向いているとはとても思えなかったのです。理由はふたつあります。第一に、東京外大の先生方を見ていて思うのですが、外国の地域研究というのは、自分が専門にしている地域に、日本に対するのと同じくらい、あるいは日本に対して以上の、情熱を持たないとできないと思います。わたしは、いま目の前の日本社会にこれだけたくさんの社会問題があるのに、日本から目をそらして外国の地域研究をすることはとてもできない、と思いました(もちろん、外国の地域研究は必要な研究だし、東京外大の先生方は本当に立派な方ばかりだと思います)。わたしは目の前の日本社会で起きている問題に真正面から取り組みたいと思いました。第二に、研究者としてのキャリアです。外国の地域研究をしている先生は、同時に語学の先生をしたり、外務省の専門調査員を経験されている方が多いと思いますが、わたしは自分が中国語の先生をしているところがまったく想像できないし、中国の大使館や領事館で働いている姿も想像できません。だから、自分の生きる道は外国の地域研究ではないな、と直感的に思いました。

 このまま東京外大の大学院に進学することはできないことがわかった時点で、では自分が真に興味がある分野はなんだろう?ということを考え始めました。そこで出会ったのが教育社会学でした。わたしは転勤族だったので、幼い頃から、シンガポール人学校、日本の公立小学校、外国の日本人学校、私立の女子中学校、イギリス人学校など、様々な学校に通ってきました。そして、日本に帰って来てからも、なぜか(笑)三つもの大学に通いました。不登校も経験したし、日本と外国の教育制度の違いに苦しめられもしました。したがって、教育と社会を語る自分のカードがたくさんあったのです。それで、自分が生きていく道は教育社会学の研究者だ!と確信しました。

 

なぜ東大なのか

 この問いは割とシンプルで、教育社会学の研究をするのに東大よりも恵まれた環境はないからです。教育社会学の研究者になることは決めていて、さらに修士のあと博士まで進学することを決めていたので⑴家から通える範囲で、⑵教育社会学が勉強できる、⑶国公立大学に進学しようと決めていました。幸い、第一志望の東京大学に合格することができました。

 

大学院入試から学んだこと

 最後に、この夏を通して考えていたことを書こうと思います。大学院には進学したいけども、今の専攻は自分が研究したい分野じゃない、専攻を変更しなければ!と思った時点で、わざと留年して卒業を1年のばそうかという考えも頭をよぎりました。専攻を変更するには、それなりに勉強しなければならないと思ったからです。

 ですが、ギリギリまで悩んで、結局願書の〆切の3日前になって今年受験することを決意しました。それは、「自分は逃げなかった」という記憶が欲しかったからだと思います。

 わたしの今まで生きてきた中での経験則ですが、なにか重大な決断を先延ばしにしたり、逃げたりサボったりすると、あとで必ずそのツケを支払わされる仕組みになっているように思います。逆に言えば、逃げたりサボったりさえしなければ、常に目の前のことに全力で取り組んでさえいれば、必ず何かしらの道が開けるとわたしは思います。たとえ玉砕してもいいから、とにかく今年できるだけの勉強をして大学院を受験してみよう、そんな気持ちで大学院入試に出願しました。

 というわけで、楽しそうな同級生たちをSNS越しに見ながら、海にも山にも行かず、旅行にも行かずBBQもせず、家の近所で行われる多摩川花火大会さえその音を聞きながら勉強して(マジです笑)、ひと夏ほぼ引きこもり状態で勉強していたわけですが、第一志望に受かったのですべて良しです。

 

「大学院は受かってからが茨の道」だと思っています。まだスタートラインに立ったにすぎませんが、その時々に自分ができる全力を尽くしていれば必ずなにかしらの道は開けると信じて、これからも文字通り日々尽力してまいりたいと思います。