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青色の空に神様がきた

Twitterの140字では書ききれないあれこれを。ブログに述べられている考察は、あくまで筆者のブログ執筆当時の考えであり、当然ながら日々勉強したり議論したりする中で考えが変わることもあります。また、このブログはいち大学院生の個人ブログであり、いかなる機関の公的見解を示すものでもありません。

東京外大の3年次編入を受けたいと思ってる君へ

 ツイッターで東京外大の3年次編入を受けたいと思っている人に、フォローされたりDMで質問を受け取ったりすることが多いので、いちどまとめておきたいと思います。

 

 まずみんなが気になる倍率ですが、表にまとめてみました。自分が追いかけた過去3年を、表にしたものです。

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 続いて、よく受ける質問です。

⑴過去問は入試課の窓口で閲覧できます。

⑵語学のレベルについては、CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)のC1レベルを目安にするとよいと思います。しかし、最重要視されるのは「入学後どんな勉強をしたいか」なので、あくまで目安です。

⑶面接の内容は、ゼミによりけりです。

⑷わたしは塾や予備校には行ってません。

⑸入学後は、留学に行ったり、教職を取ったりして、3年かけて卒業する人が半数くらいです。

⑹「入学後、友だちができない」ことを心配する必要はありません。

 

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 同期や後輩がときどき、「3年次編入で入学したことを後ろめたく思う」ということを口にしているところを見ることがあります。「自分たち(1年生から東外大にいる子たち)は難しい入学試験を通ってきてるのに、裏口か勝手口かわからないところから入ってくるヤツが、ムカつかないわけないじゃん」――これは、わたしの編入の後輩が実際に口にした言葉です。

 3年次編入で入学したことを後ろめたく感じたことは、わたしにもあります。いちばんの理由は、料理店や語劇を経験していないからです。去年、外語祭のあとに知り合いの1年生に外語祭の感想を尋ねたら「あれはブラックバイト for 5daysだよ」と言っていました。料理店の店長をやっていた子に話を聞いたこともあります。外語祭の前後はみんな徹夜で作業すると聞いて、料理店や語劇を経験していないわたしに、外大生を名乗る資格はないな、と思うこともあります。

 それでも東京外大が3年次編入の試験制度を続ける理由はなんでしょうか?

 わたしは「多様性を確保するため」だと思っています。

「多様性」が東京外大の強みです。わたしが香港人とのハーフであることを打ち明けても、誰ひとり顔色ひとつすら変えない環境に出会えたのは、わたしは日本国内では東京外大が初めてです。留学生もたくさんいるし、多種多様な宗教やセクシャルマイノリティに対しても寛容です。それを勉強することこそが、東京外大の学生の仕事だからです。

 3年次編入で入学してくる生徒のバックグラウンドは、実に多種多様です。日本国内の4年制大学から編入してくる人もいるにはいるけれど、わたしみたいに短大だったり、専門学校だったり、海外の大学だったり、高専だったり。人種も、出身地も、経験も異なる人々が集まることが3年次編入の特徴です。

 料理店や語劇を経験してないぶん、1年生のときから東京外大に通っている人たちが気づかない視点を提供したり、違う経験をシェアしたりすることができれば、3年次編入の学生として受け入れてもらえた者としてのつとめはしっかり果たせたと言えるのではないでしょうか。少なくともわたしは、授業でも、ゼミでも、それがわたしの役目だと思っています。

 

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 こんなことわざわざ書くまでもないのかもしれないけど、わたしは東京外大に入学できて本当に良かったと思っています。面白い授業をたくさん受けられたし、すてきな友人やすてきな先生に出会えたし、ここでしか得られない経験をたくさんできたと思っています。

 試験は年々難しくなっているけれど、ちょっとでもこの大学の扉を叩いてみたい気持ちがあったら、あきらめないで受けにきてほしいと思います。

 

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 3年次編入学に関する質問は、公平性を期すためにaskで対応しています。でも、来年からわたしは東外大の学生ではなくなるわけだし、いつまで続けるかは決めていません。今のうちにどうぞ。

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