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青色の空に神様がきた

Twitterの140字では書ききれないあれこれを。ブログに述べられている考察は、あくまで筆者のブログ執筆当時の考えであり、当然ながら日々勉強したり議論したりする中で考えが変わることもあります。また、このブログはいち大学院生の個人ブログであり、いかなる機関の公的見解を示すものでもありません。

ずぶ濡れでも雨宿りでもない、もうひとつの選択肢

 「やまない雨はない」って軽々しく言うな論争が、Twitterで繰り広げられている。

 

これを見ていて思ったのだ。本当に選択肢は、「ずぶ濡れになる(現実に耐える)」か「雨宿りできる場所を探す(現実に屈する)」しかないのかと。

そんなこと考えながら金曜日にMステを見ていたら、竹原ピストルさんの「Forever Young」という曲の中に、もうひとつの選択肢が示されていた。その歌詞を引用しよう。

雨宿りするくらいなら

晴れている街に駆けて行くさ

 

竹原ピストル「Forever Young」 より

 

そうなのだ。雨が降っている場所がつらいなら、その場から逃げて晴れている街に行くこともできるのだ。

「逃げちゃダメだ」とシンジくんは言った。*1でも、「逃げてもいい」のだ。目の前の現実だけがすべてじゃない。より生きよい場所を探すことは悪じゃない。それなのに、このセカイは「逃げた人」を「弱虫」だとか「臆病者」だとか言う風潮があまりにも強い気がする。 

自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、誰がシロクマを責めますか。

 

梨木香歩西の魔女が死んだ』より 

 いま辛い場所にいる人へ。逃げてもいいんだよ。逃げた先に居場所が見つかることもあります。心をすり減らしてまで取り組まなきゃいけない課題なんて、人生の中でそう何回もあるものではないのです。

 

余談ですが、ひとつめの引用の竹原ピストルさんが、トラック運転手役として出演している映画『永い言い訳』は、2016年の邦画のマイベストヒッツなので、関心のある向きはぜひご覧あれ。


映画『永い言い訳』本予告

*1:新世紀エヴァンゲリオン』の名セリフである。